大山の歴史と信仰
伊勢原市のどこからでも望める大山は、伊勢原のシンボル。
この大山の山頂に本社があるのが大山阿夫利神社だ。大山阿夫利神社の歴史は古く、崇神天皇の時代の創建と伝えられている。大山は山岳信仰の場として、さらに雨降りの神様として、古くから熱い信仰を集めてきた。
大山の夕景
また、同じく大山にある大山寺は修験道の場として信仰を集め、武家の間で崇拝を集めてきた。とくに、江戸時代には大山講が各地で組織され、たくさんの人々がここ大山を目指し集まってきたと言う。
江戸時代の庶民にとっては、「伊勢参り」は人生最大の楽しみであったといわれるが、「大山詣」も同様に人生最大級の楽しみであったという。江戸時代当時は、信仰としての旅行以外は禁止されていて、「信仰」を建前とする必要があり、「大山詣」の大流行につながったともいわれている。現在でも、大山のふもとの参道には宿坊や旅館が残り、往時の面影を今に伝えている。
大山旅館街
大山には、伊勢原周辺のみならず、関東一円からたくさんの人々が訪れる。ケーブルカーで気軽に登れる山であることに加え、大山阿夫利神社や大山寺といった、古い歴史を伝える寺社が残るということも、多くの登山者が集まる理由だろう。
三ノ宮比々田神社
大山の麓、伊勢原市三ノ宮にある三ノ宮比々田神社も大山にゆかりのある神社だ。ここは、社伝記によると、初代神武天皇6年(紀元前655年)の創建と伝えられている。その社伝記には、大山も神体として祀ったとも記されていて、伊勢原と大山とのつながりの濃さが伺える。現在でも、豊國主尊を祭神とする三ノ宮比々田神社には、事始めの大神さまとして、大山と同様、関東一円から参詣客が集まってくるという。
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