都内最大級の自然を満喫してみよう – 水元公園

「葛飾区の遊び場はどこ?」と問われたら、真っ先に浮かぶのが「水元公園」だろう。
その面積は862,142.58平方メートル。広大さで有名な「葛西臨海公園」の面積、795,831.71平方メートルを引き合いに出せば、その広大さを想像していただけるだろうか?
園内には背丈が20メートルもあるポプラ並木が1.2キロメートルも続いている。それ以外にも、『生きる化石』という異名を持つ「メタセコイヤ」が約1800本。ソメイヨシノや八重桜が750本も並ぶ、「水元さくら堤」などもあり、さながら同地は緑の楽園という感じだ。それら木々に囲まれていると、自分が都内にいることを忘れてしまいそうになるほど。
また、園内のどこを歩いていても、水路や釣堀など“水辺”に突き当たるという不思議さが同園にはある。これは、「小合溜(こあいだめ)」に囲まれるような形で公園が形成されているからだ。小合溜とは、もともと川だった場所を堰き止めて造った遊水地で、平易な表現をすれば“巨大な水溜り”というところか。造られたのは江戸時代で、灌漑用水の大きな溜め池として使われていたらしい。こちらに貯まった水は大小の水路をつたって園内をめぐることになり、結果として素晴らしい水辺を各所に作り出しているのだ。水元公園が、「都内唯一の水郷公園」と言われる所以は、これだろう。

この豊富な水量は、様々な生命の源となっている。その代表例は、都内唯一のアサザ自生地「ゴンパチ池」や「睡蓮池」、都の天然記念物の「オニバス池」やコウホネなどの水生植物の群生地だ。
特に、「はなしょうぶ園」には100品種20万本が植樹されており、6月には満開となる。「葛飾菖蒲まつり」の会場としても有名だ。
そのほか、バードウォッチングが出来る「バードサンクチュアリー」や水元ローイング教室と呼ばれる「レガッタ体験教室」、無料の「釣堀(内溜)」など自然の恩恵をうけられるレジャー施設もいっぱい。残念ながら宿泊は出来ないが、レストランやバーベキュー広場の用意はあるので、一日を通して遊ぶことが出来そうだ。

また、水元公園の裏には江戸川が流れている。その流路は千葉県野田市辺りを走る利根川から分岐することで始まり、その後は埼玉県や東京都と千葉県の間を通り、東京湾へと注がれる。その長さは59.5キロメートル、流域面積は約200平方キロメートルにもなるという巨大な河川だ。
ちなみに、利根川からの分岐点には関宿城が、旧江戸川側の河口には東京ディズニーランドのシンデレラ城があることから、江戸川は「Castle to Castle(お城からお城へ)」と呼ばれているのだとか。
その沿岸土手には、江戸川サイクリングロードが整備されている。葛飾区内では、「レンタサイクルセンター(寅さん記念館別館2階)」が自転車レンタルを実施しており、料金は高校生以上が400円、小・中学生なら200円と手頃。車より手軽で、徒歩より楽チンな自転車。それに跨って周囲を散策してみれば、葛飾にはたくさんの自然風景が多く残っていることを教えてくれるはずだ。週末の天気が快晴だったら、是非出掛けてみて欲しいところ。
水元公園
所在地:東京都葛飾区東金町5~8
電話番号:03-3607-8321
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kouen/kouenannai/park/mizumoto.html
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