変貌を遂げる金町エリア

金町駅

葛飾区のJR常磐線 金町駅からは、ビジネスの拠点「大手町」へ24分のダイレクトアクセスが可能だ。これは、常磐線が東京メトロ千代田線に乗り入れているため。通勤時間帯には20本近い電車が発着しているため、ホームでの待ち時間も短くて済む。

また、JR金町駅から徒歩1分の場所には京成金町線「京成金町」駅もある。こちらは、日本橋や品川、羽田空港や成田空港への快適なフットワークを実現してくれる駅だ。

以上のように、交通アクセス抜群で都心から10キロメートルほどしか離れていない「金町」ではあるが、駅前周辺は至ってのんびりムード。商店街は昔ながらの小さなお店が多く、路地が細かく長く続いているという感じだ。そのため、「都心に近いが、物価もそれほど高くない。が、さりとて大きな特徴があるという訳ではない…」そんな位置づけの街となっていた。

ラヴィクレール金町

しかし、ここ数年でその評価が覆ろうとしている。

まず、金町駅南口から徒歩3分の場所に「ラヴィクレール金町」が完成した頃から、この街は静かに変化を始めた。「ラヴィクレール金町」は、1階に「スターバックス」などの店舗が、高層階には住居が入った14階建ての再開発ビルだ。こちらが完成すると、その前には4階建てのスポーツジムが完成。

更に、駅前では、「金町六丁目地区第一種市街地再開発事業」がスタートした。この計画では、施行区域面積約12,000平方メートルの広大な駅前区画が使われる予定で、地上41階・高さ約138メートルもの超高層タワーが建設中だ(2008年4月現在)。この建物の1階から2階にはスーパーマーケットや商業店鋪、カルチャーセンター、クリニックや金融機関等が、3階には(仮称)葛飾区立中央図書館、そして4階から39階に住居スペースがとられている。

こちらは平成21年に完成し、施設名は一般公募から選定し「ヴィナシス金町」と命名された。

ヴィナシス金町

まだまだ開発は続く。現在、葛飾区新宿6丁目の「三菱製紙株式会社中川工場跡地」は、広大な更地になっている。面積にして18ヘクタールもある同地はあまりにも広大で、「一体、この跡には何が出来るのか?」と葛飾区内でも話題だった。

2008年4月現在、区が発表している整備計画によると、ここは9つのエリアに分けられ開発が進められるらしい。B地区と呼ばれるエリアには、既に特別養護老人ホームの建設されており、その他のエリアでも保育園など建設が予定されている。

また、ここには大学誘致も進行中だ。この誘致は、葛飾区が行う重点的に行う巨大プロジェクトのうちの一つで、かなりの予算が投じられている。区では大学施設を街づくりに活用し、公園などの都市施設と一体的に整備することで、大学と公園がまちのシンボル的な存在となるなど、新たな葛飾の魅力を創出してくれることを期待しているのだ。

これらの工事が全て完了すると、金町周辺はバリアフリーで衣食住のための施設が揃った、住みやすいエリアに進化しているだろう。早期の完成を望むばかりである。