利便性と住民の安全の両立を目指して 進化する街並み
宮の坂や経堂の駅周辺はもちろん、世田谷区というエリアは全体的に、細い道が入り組んでいて、さらに一方通行などの交通規制や袋小路も多く、迷路のようになっているところが多い。
それが風情と感じる人も多いだろう。おそらく、太平洋戦争で戦火に見舞われることがなければ、東京全体がそんな雰囲気を残していたかもしれないのだから。だが、それは一方で、救急車両の通行時の不便や、災害時の不安、また歩道がないことによる、歩行者の安全性への不安が残っているともいえる。
そんな宮坂エリアに、新しい波が訪れようとしている。
世田谷区立桜木中学校のあたりを、散策してみてほしい。校舎の建て替え工事を行っている様子が見受けられるだろう。このあたりを走る予定になっている、補助128号線という都市計画道路のトンネルの工事に合わせて行われているという。

桜木中学校へ入る宮坂一丁目第二交差点から南下して、世田谷通りを結ぶ都市計画道が、現在建設中なのである。この道路は、全ての路線で20メートル以上を予定しているといわれ、かなり広い通りとなる。またこの新しい道路の前後区間も、拡幅工事を行っており、歩道もついた安全で快適な道路として生まれ変わるのはそう遠くない話のようなのだ。
この補助128号線が全線で完成すれば、早稲田通りから国道246号を結ぶという。特に宮坂~世田谷通り間は現在工事が進められており、近い将来に供用されるであろう。この区間が開通すると、宮坂から世田谷通り、中央図書館、桜新町、国道246号へと向かうアクセスが、格段によくなる。
また、このような歩道付きの道路が完成することで、自動車と歩行者との接触事故などのリスクは大きく低減され、地域の交通安全も飛躍的に改善されることになるだろう。
いままさに、古い街がそのよさを残しながらも、誰もが快適で安全な街に変化しようとしているこのエリア。ぜひこの目でその過程を確かめたいものだ。
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